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視覚障害者団体の皆さんが盛岡市に要望
5月8日、岩手県視覚障害者友好協議会(会長 朝倉興一郎、以下視友協)が盛岡市に「視覚障害者福祉に関する要望書」を提出し、要請しました。この要請には、安藤まこと副会長、長内義行事務局長、村上直人事務局次長が参加し、共産党盛岡市議団の庄子春治市議が同席しました。
要望項目は、① 盛岡市が新たに設置する予定の「自立支援協議会」に視覚障害関係当事者を構成メンバーに加えていただきたい ②岩手県が実施しているように、盛岡市でも点字による採用試験を実施し、視覚障害者の自立の促進に関わる雇用に積極的に取り組んでいただきたい の2点です。
盛岡市が設置する予定の「自立支援協議会」の構成メンバーに、視覚障害者が入っていないことが明らかとなり、急きょの要請となったものです。
市側の説明では、「協議会メンバーには、『身体障害』、『知的障害』、『精神障害』の団体等から入っていただく予定となっているとのことでした。
視友協からは「障害者の実態は、直接要望等を聞いてもらわなければわかっていただけない」「視覚障害者はとりわけ深刻な問題がある」「市内の障害者の数からいっても、『身体』は圧倒的に多いし、その種別も『視覚障害』『聴覚障害』『肢体不自由』・・・などその種類も多い」ことなどを考慮してほしいなどと要請しました。(盛岡における手帳交付状況・・2013年3月末 『身体』 10,360人、『知的 1,907人、『精神』 1,719人)
また、市職員の採用については、岩手県で点字による採用試験を実施していること、福島県や高知県、高知市などで実績もあることなどを説明し、「視覚障害者も訓練によってかなりのことができる」「障害者の自立を考えるとき、最終的には就労だ。市職員として頑張ることもできるという目標は、学習や訓練の力にもなる」「受験を視覚障害者にも門戸を開いてほしい」などと訴えました。
応対した市障害福祉課晴山課長らは、要望項目について検討すると答えました。
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