2018年3月定例会 3月補正予算等への会派の討論

 
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 2018年3月議会 3月補正予算等への 日本共産党盛岡市議団の討論を紹介します。
2018年3月定例会追加議案(3月補正等)への意見

 日本共産党市議団を代表し、以下の意見を付し全議案に賛成します。
議案第45号平成29年度盛岡市一般会計補正予算(第5号)について、ふるさと納税の寄付収入が、大幅な減収補正となりました。総務省通知に基づく、行き過ぎた返礼品の是正による影響が表れた形です。もともと、返礼品目当ての寄付金に頼るという制度自体が本来の財源確保策としては邪道なものであり、制度は本来の故郷や真に応援したい自治体を応援するという制度に立ち戻るように求めるべきです。あわせて、返礼品を取扱う委託先については、地元業者にすべきです。

 市営盛岡西口駐車場の使用料が1285万6千円増額補正されました。これによって、市営3駐車場の使用料収入の見込みが、年間2億円を超えることとなり、指定管理料を支払って、なお6千万円もの黒字となる見込みとなりました。その財源を活用して駐車場料金の引き下げを検討するよう求めます。

 職員の時間外勤務他、職員手当に係る総務事務費が3億5114万円の増額補正となりました。職員の時間外労働は全体として、減少・改善の傾向にあることは評価いたしますが、なお月80時間から100時間を超える、過労死ラインを超える時間外労働が相当数に上っていることを直視し、更なる改善に取り組むよう求めます。
太田橋野球場の災害復旧工事については、ここ10年間で3度目の災害復旧工事となります。抜本的な対策をとるよう早急に検討するよう求めます。

 玉山区の「道の駅」事業費が全額削除されましたが、早急に計画を具体化し事業の推進に当たるよう求めます。
子育て応援プラザ運営事業の民間事業エリアについて、5月に開所を予定していましたが、事業所の都合によって今年2月の開所となり、517万3千円もの賃料が未収となりました。この事態を重く受け止め、業務内容についても不透明な点もある中で、子育て支援事業というよりも雇用対策として支援強化を行うべきです。

 今年度から本格実施となった総合事業について、現在みなし指定事業所となっている214事業所の内、35事業所が来年度事業の更新をしない見込みとなっています。報酬単価の見直しによって事業の継続が困難となっている事業者が生まれている中で、報酬単価の見直しや市独自の加算制度の創設など対策をとるよう求めます。

 学校施設の整備計画について前倒しの予算が計上されています。次年度以降の計画についても事業を前倒しで実施し、学校施設の整備を推進するよう求めます。特にもトイレの改修事業については、単なる洋式化ではなく、暖房便座に切り替えていくなど快適に使用ができるよう検討するべきです。

 最後に、今年の大雪と寒さによって道路の穴が1000か所を超える状況となっており、それによるパンク等の車両の破損が例年の5倍となっています。市民への安全走行の呼びかけを徹底することはもちろんのこと、穴ぼこの早期の補修とともに、道路面の改良など抜本的な対策をするよう求めます。