2014年9月定例会 共産党市議団が条例提案

 
盛岡市再生可能エネルギーの利用等の促進に関する条例 を提出

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 日本共産党盛岡市議団は、2014年9月議会に「盛岡市再生可能エネルギーの利用等の促進に関する条例」を提案しました。
 提出者は、鈴木礼子市議会議員(幹事長)、賛成者は他の共産党市議団4人の議員です。
 提出の鈴木礼子議員が「提案理由の説明」を行った後、各会派が討論。他の会派からは、この条例提案に対しては他会派からは、明確な反対論ということではなく、「環境基本条例があるから、この条例がなくてもいい」「市民合意で条例化が必要だが、性急だ」などと討論がされました。
 採決の結果は、共産党市議団5人のほか、無所属(守屋議員)1人の6人が賛成。賛成少数で否決されました。

提案した条例案は次の通りです。

 盛岡市再生可能エネルギーの利用等の促進に関する条例
提案理由の説明  (提出者 鈴木礼子議員) 

 発議案第6号 盛岡市再生可能エネルギーの利用等の促進に関する条例について、提案の趣旨説明を行ないます。

 東日本大震災とこれにともなう世界に類を見ない東京電力福島原発事故は、わが国のまちづくりやエネルギー政策に大きな転換を余儀なくされました。これからのエネルギー政策は、新たな方向性の確立と取り組みが求められています。
 今日、再生可能エネルギー固定価格買取制度が施行され、中央資本等による地方の再生可能エネルギーによる発電の利益が地方に還元されないことへの懸念が拡がる中でエネルギーの地産地消をすすめ地域経済の活性化につなげることが急務となっています。
 本条例は、盛岡市でこの再生エネルギーの利用等に関して、再生エネルギーが地域の重要な資源であるという認識のもとに、地域の持続的な発展に資するよう取り組むことを基本理念として定め、再生可能エネルギーの利活用が地域経済の循環に貢献できるよう、市及び事業者、市民がその理念に基づいてそれぞれ努力することを謳っているものです。

なお、盛岡市には平成10年に制定した環境基本条例がありますが、そのテーマは「環境の保全と創造におき、広い意味で地球環境の保全を謳っております。今回の条例案は、その環境基本条例を、再生エネルギーの利活用の分野について補完するものです。

以上、本条例の提案理由の説明とさせていただきます。
ぜひ慎重審議の上、ご賛同いただきますようお願い申し上げて提案と致します。