2013年8月臨時議会の報告

 
 盛岡市議会8月臨時議会が、8月12日に開催されました。
 主な議題となった、補正予算の内容、会派の討論を紹介します。

   ●補正予算に10億円~地域臨時交付金、町内会への街頭LED化補助788万円など
   ●会派の討論

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 地域元気臨時交付金約9億9千万円を予算化、町内会街灯LEDへも

 臨時議会に提案された補正予算案は、国の平成24年度補正予算の「地域元気臨時交付金」、盛岡市への交付決定額13億1千万円のうち約9億8800万円を具体化したほか、基金の取り崩し約1000万円、合わせて9億9千8百万円。その中で、共産党市議団も提案・要望していた、町内会の街灯LED化の追加788万円が予算化されました。

補正予算の概要はこちら・・
2013年8月12日臨時議会 会派の討論

 今臨時議会に提案された全議案に賛成します。議案第90号、平成25年度盛岡市一般会計補正予算(第4号)については地域元気臨時交付金を活用する事業であり、個々の事業については必要なものであります。
 なお、この臨時交付金については、国からの交付配分額13億1千万円のうち、9億8800万円が今回具体化されたわけです。残りの3億2千万円余りおよび、この交付金活用による財源振替えで生み出される一般財源の活用については、起債事業以外の単独事業及び、緊急に対応が求められている学校を始めとした修理修繕費、および子育て支援、住宅リフォーム助成事業などのソフト事業にもに積極的に対応するよう求めます。 
 
 この臨時議会直前に発生した、豪雨による災害は、つなぎ温泉をはじめ各地に甚大な被害をもたらしています。がれきや流入土砂の排出、災害廃棄物の処理など緊急に求められている対策に万全を期すよう求めます。
 また、国に対して激甚災害指定などによる支援を強く要請するとともに、被災者に対しては、生活再建と営業再開に対する公的な支援を強く求めます。今回こうむった災害被災者にとっては、「これまでに経験したことのない大雨」による自然災害です。
被災者生活再建支援法は「個人財産に対する公的支援はできない」という従来の枠を乗り越えた到達です。この適用のあるなしにかかわらず、被災者に対する公的支援を行うよう強く求めます。
 また、今回の豪雨被害については、あらゆる角度から検証し、今後の防災対策をさらに充実させるように取り組んでいただきますよう要望して討論とします。