電力料金値上げの影響
◆28番(庄子春治君) それでは、最初に一般会計の当初予算に関連して幾つか伺います。
1つは、今東北電力さんが値上げ案を示しております。各家庭にも示しておりますし、また事業所などにも示しておられると。ある企業などでは、年間300万、400万という値上げになるということで悲鳴を上げているわけですけれども、盛岡市役所に対する影響は各会計予算でどういう影響が見込まれるのかお願いしたいと思います。
◎財政部長(獅子内建二君) お答え申し上げます。
先月の2月に東北電力さんから市に対しまして値上げのお願いという文書が来ておりまして、これの中身を見ますと大口の該当施設では平均値上げが17.74%と、あとは小口の施設については11.41%というふうな値上げのお願いという文書が届いております。
管財課のほうで今つかんでおります大口の施設、約151施設があります。それを試算いたしますと、現在の予算額では年間で約9億1,500万円ほど予算化しておりますけれども、この17.74%値上がりすることによりまして、結果10億4,800万円ほどになりまして、値上げ幅に対する影響が約1億3,300万円ほどの影響があるというふうに試算しております。これは、大口の施設だけの試算でありまして、把握はしておりませんけれども、小口の部分の11.41%につきましても少なからぬ影響が想定されるというふうに考えております。
通学路の安全対策について
◆28番(庄子春治君) 市民生活にも大変な影響がありますし、市役所のこうした業務にも、今お示しのあったように大変莫大な負担増になるということでございますので、この値上げ案については市としても吟味をしていただきたいというふうにお願いしたいと思います。
次に、通学路の安全対策について伺いたいと思います。緊急合同点検結果というのが示されたわけですけれども、問題は点検したその後の対策こそ重要だと思うんですね。点検そのものは非常に重要なことだったと思うんです。どのように今後安全対策に生かすつもりなのか伺いたいと思います。
あわせて、過日の一般質問で池野議員さんに対して、その後2カ所の事故があったということですけれども、どこだったのか、教育委員会でそのほかつかんでいないところがないのか、その辺の事情をお願いしたいと思います。
◎教育部長(佐藤義見君) お答え申し上げます。
最初に、点検結果をどのように今後の安全対策に生かすのかということについてでございますけれども、合同点検結果を受けまして、各小学校に対しましては危険箇所の対策メニューを確認して、子供や家庭への注意喚起の指導をすること、スクールガードによる見守り活動など、保護者や地域の協力も得ながら対応すること、通学経路の変更を検討することなどを指示しております。また、対策メニューには歩道等の整備、あるいは今後の交通規制の協議が必要なものなど、すぐに改善できない箇所もございます。学校に対しては、引き続き交通安全指導の一層の充実を図ること、通学路の安全確保に努めることを指示したところでございます。今後におきましても、こういったことを徹底いたしまして、子供の安全確保について図ってまいりたいというふうに考えております。
それから、過日の一般質問で緊急に対策が必要な箇所66カ所のうち交通事故が起こった箇所はということで、2カ所というふうにお答えしておりますけれども、1カ所は中野小学校区でございますし、もう一カ所は青山小学校区の中ということになってございます。
もう一つつけ加えてお話しさせていただきたいと思いますが、小学生の交通事故全般についてお話をさせていただきたいと存じます。市内の小学校では、平日、休日にかかわらず、交通事故等が発生した場合には教育委員会に報告されることとなってございます。今年度でございますが、小学校から報告のあった交通事故の総件数、3月1日現在ですけれども、38件となってございます。そのうち、登下校中の事故が9件、登下校以外の事故が29件ということでございます。けが等の状況でございますけれども、特に重大な事故等はなかったんですが、骨折が2件、それ以外は打撲あるいは擦過傷というふうなことになってございます。
◆28番(庄子春治君) 緊急な対策が必要なのは、中野と青山だというお話なんですが、38件の交通事故が報告があるということですけれども、これ何校から38件かわかりますか、今お答えできますか。2つの学校からの報告は何件あるかわかりますか。わかれば教えていただきたいんですが。
◎教育部長(佐藤義見君) 具体的に何校かというのは、手元には資料があるので、数えるのに時間がかかりそうでございます。
中野小学校区については出てきているのが4件ということで報告がございます。青山小学校区については、ちょっと今数えさせていただきたいと思います
◎教育部長(佐藤義見君) 先ほどの庄子議員の小学校の交通事故の件数に関して、若干訂正がありますので、訂正させていただきたいと思います。
中野小学校につきましては4件という答弁をいたしましたが、5件でございますので、よろしくお願いしたいと思います。おわびして訂正を申し上げたいと存じます。
中野小通学路・・東中野門線の整備
◆28番(庄子春治君) それぞれの学校から報告があると思うんですけれども、緊急な対策が必要だという中野、青山ということですけれども、実は中野小学校区では、昨年の12月に学校から保護者にメールが入っているんですね。下校途中に車との接触事故があったと、救急車で運ばれる事案が発生したと、こういうことで、あそこは登下校中ではないんだけれども、遊びの中で事故があって、小学生が亡くなると、こういう事件もあったわけですね。その亡くなった事件につきましては、いろんな面から考えなければならない部分ありますけれども、ただあそこの中野小学校区の通学路のうち、特に東中野門線ですか、ここは本当に狭隘で、危険で、いつも父母や保護者の方々は心配を感じている危険きわまりないところなわけです。幸い事業が進んではおりますけれども、ここを補正予算見ると何だか減額になっているような補正予算のようでありますけれども、ここについてはどういう進捗状況なのか、今後の計画どうなっているのかお知らせいただきたいと思います。
◎建設部長(及川一男君) お答えいたします。
東中野門線につきましては、現在事業を行っておりまして、片側に歩道を設けるということで、計画幅員9メーターで行っております。今年度につきましては、葛西橋のたもとから南に向かって約150メーターを工事することにしております。整備率、計画延長が695メーターですけれども、それに対する整備率とすれば22%の整備率となる予定でございます。
それから、来年度、平成25年度につきましては、用地買収を行いながら120メーターを引き続き行ってまいりたいというふうに考えておりまして、その整備が完了すれば整備率は39%になるものと思っております。それが完了しますと、三和水路のふたがけの暫定的な歩道形態と、1カ所横断する箇所が出てまいりますけれども、葛西橋のところまでは歩道が連続するような形になるということで考えております。その後につきましては、いずれ地権者の御理解を得ながら事業用地の取得に取り組んでまいって、今平成28年度には事業を終わりたいと思っておりますので、それに向かって進んでまいりたいと思っています。
◆28番(庄子春治君) 道路の拡幅とかということになりますと、地権者の方もいらっしゃいますから、市だけの意向ではなかなか進まないという部分もあろうかとは思います。ぜひこの路線については、28年度と言わずに前倒しして、安全確保のためにできるように頑張っていただきたいなというふうに思いますが、点検結果を見ますと、警察だとか、国道だとか、県道だとかという問題はありますが、これは他の機関です。これは大いに要望して善処していただくということになるわけですけれども、盛岡市管理のところも、いただいている資料ですと62カ所という改善必要な箇所があるわけです。62カ所それぞれどこも急がなければならないと思うんですけれども、やっぱりせっかく合同点検したというのであるならば、これらについては早急にやると、そして危険度を踏まえて優先順位もはっきりさせて急いでやるという形で、これの計画を建設部ではちゃんと決めてやる必要あるのでないかと。こういう計画決めるのは、私はある意味では盛岡城跡公園にやぐらつくるよりも急がなきゃならないという計画だと思うんですよ。そういう計画を持って急いで進めていただきたいと思いますけれども、この取り組みについてはいかがですか。
◎建設部長(及川一男君) 道路管理者として盛岡市が行うものとしては、区画線等での歩行者空間の確保、あるいは消えかかっているところの補修等については、早急にやる方向でおります。また、歩道の設置等を含め、対策が必要な箇所とすれば30カ所ございます。その中で、1カ所については今年度で完了すると、それから事業実施中のところについては22カ所ございますけれども、それについては予算確保を進めながら、できるだけ早期に事業が終わるようには努めていきたいと考えております。また、来年度、25年度について
は、新たに3カ所の新規路線を着手するということで対応してまいりたいと思っております。残りの4カ所については、26年度には事業に着手できるような形で、例えば総合計画の実施計画の中に反映するとかという形で進めてまいりたいと思っています。いずれ優先度的には高いものと考えておりますので、鋭意進めてまいりたいと思っております。
◎教育部長(佐藤義見君) 先ほどの事故の件数の件でございますが、青山小学校区については5件となってございます。
◆28番(庄子春治君) メモが入ったから、38件が何校からというのが出るかなと思ったけれども、それは後ですね。わかりました。
いずれせっかくこういう緊急点検したということであるならば、やっぱりこれはこれとして急いでやる計画をきちんと持ってお示しいただきたいと。ぜひ近いうちにその計画をお示しいただきたいなというふうに思います。
次に、病院会計の予算、若干補正予算にもかかわるわけですけれども、24年度の決算見込みで、前年度よりも単年度収支が悪化しているという状況のようでございますけれども、具体的な見込みはどうなのか、そしてその要因はどうなのか、その辺についてお知らせいただきたいと思います。
◎市立病院事務局長(佐藤直樹君) お答えいたします。
まず、決算見込みからでございますが、3月補正後の事業収益、予算額34億3,717万5,000円から、事業費の予算額35億6,734万2,000円を差し引いた額、1億3,016万7,000円に雑損失分、いわゆる損税分でございますが、4,151万3,000円を加えた1億7,168万円を純損失として見込んでおります。
純損失がふえた理由でございますが、平成24年度の決算見込みですけれども、平成23年度と比べて大幅に、ほぼ倍額となってございます。これは、平成24年1月に退職した呼吸器内科の医師の1人の補充ができなかったこと、また消化器内科の1人が平成23年12月から病気休暇により不在となったことにより、この医師2人の今年度予定していた入院収益が確保できなかったことが主な理由でございます。
◆28番(庄子春治君) 改善計画ですか、策定以来残念ながら黒字にはならなかったものの、毎年赤字幅を減らして、しかも病床利用率も85%という、当時の60%台から見ると大変な改善の努力が見受けられるということは、私たちも近いうちにとんとん、あるいはプラスということを期待していたやさきにこういう形になってしまったということで、大変残念だなというふうに思うんですね。
そこで、新年度に向かっては、予算は黒字の計上ですけれども、何をどう改善しながらさらに赤字を圧縮し黒字に転換しようと、こういう基本的な方向はどういうふうに戦略を持っていらっしゃるのか。
私は、昨年の12月のときに岐阜市民病院のお話をして、心に響く病院、職員にとって働きやすい病院ということがやっぱり基本だと。お聞きすると、23年の12月から健康を壊されたということが大きな、退職された方もですけれども、働き過ぎて健康を壊すような状況では逆にマイナスになるというようなことも含めて、そういう改善が必要ではないかというふうに思うんですけれども、その辺の取り組みどうなのか。
あわせて、病院保育所についてどうするんだということをお聞きしていますが、新年度どういう計画なのかお願いします。
◎市立病院事務局長(佐藤直樹君) まず来年度の対策ということでございますけれども、平成25年度医師の体制といたしましては、病気休暇中であった消化器内科の医師が4月から入院診療を再開いたします。また、不在となっておりました呼吸器内科の常勤医師1人と眼科の常勤医師が4月に1人ふえて、合わせて常勤医師が4月から2名ふえます。さらに、今内科系の医師お二人と、25年度内早期の常勤勤務について交渉が進んでおります。そのほかに検査の外注化とかいろんな対策ありますけれども、懸案でありました医師確保に一定の成果を見ることができてきましたので、平成25年度はこれをもとに収支均衡を図っていきたいと存じます。
それから、12月議会でもお話がありました心に響く医療、職員が働きやすい病院づくりが必要ではないかということでございます。12月議会でも事業管理者のほうから述べさせていただきましたけれども、市立病院にも優しさといたわりのある病院、信頼されたすぐれた医療の病院、開かれた地域医療のための病院という3つの理念がございます。この具体化のためにさまざまな取り組みを進めておりますが、中でも患者さんを思いやる接遇が当院で掲げる3つの理念を支える最も重要な要素と考えており、院内に設置した委員会を中心に研修などを重ね、その向上に努力しております。
また、職員が生き生きと働くための環境づくりについてですが、医師や看護師が本来の業務に専念できるよう、医師事務作業補助員や看護補助職員を採用し、業務の軽減を図っております。
院内保育園の運営でございますけれども、今父母会などで組織しております盛岡市立病院すこやか保育園運営協議会と協議を進めておりますので、今後も引き続き女性の医師や看護師を含め、職員が安心して働ける環境づくりに取り組んでまいりたいと思います。
◆28番(庄子春治君) お医者さんの確保に少しめどが立ったというのは朗報だなというふうに思いますが、いずれそうやって来ていただいた先生に、また過労だとかなんとかで病気などになられては困るといいますか、本当に元も子もなくなるわけですから、働きやすい医療環境というものをぜひつくっていただきたいというふうにお願いしておきたいと思います。
次に、市場会計について伺いたいと思います。市場活性化プランというものが新たにつくられて、鋭意努力されているというふうに思いますけれども、北東北の中核ですか、中核市場だったですか、何ていいましたか、それ目指す取り組みについては、現状はどうですか、何ぼか改善や前進ありましたか。その辺お聞かせください。
◎中央卸売市場長(花沢光彦君) お答え申し上げます。
昨年市場活性化ビジョン2012を作成いたしまして、国のほうに報告をいたしました。その後、早速場内業者で構成します推進チームを立ち上げまして、再度再確認ということで、推進の骨子と、それから役割分担を再確認をいたしました。その後、各事業者、それから組合に総括推進リーダーを置いていただきまして、今まで取り組んでまいりました。今までの内容になりますけれども、主な内容ですが、まず最初は23年に場内で突然場内業者が廃業するという事態もありまして、今回は公認会計士さんに場内業者18社の財務分析、それからあと経営指導、相談をしていただきました。これがまず最初でありまして、その後場内にコールセンターさん入りましたので、コールセンターと場内業者が連携してのインターネットを活用した販路の拡大の取り組み、これを今試行しているところでございます。
それから、青果部のほうでは、量販店の対応、それから市場機能の強化のためにパック機能を強化したいという希望がありまして、今パッケージ加工の強化について協議を進めております。
それから、水産のほうなんですが、水産加工品の商品開発、開発をして品評会に出品するという取り組みを今行っておりまして、今回は、昨年ですが、岩手県ふるさと食品コンクールの優秀賞に入った商品が1つあります。
それから、青果部では、卸売場をLED化しましたが、現在は水産物部の卸売場をLED化する方向で今検討に入っております。
そのほか、ごみのリサイクルですけれども、野菜残渣とか魚のあらはリサイクルしておりますけれども、プラスチック、梱包用のバンドだとか、それからラップがたくさん出るんですが、これの再利用に向けて取り組みを行いまして、リサイクルできる見通しがつきまして、経費約200万ほど減額できる見通しとなっております。
そのほか、メガソーラー設置事業の企画の公募を行っておりますし、それからあと市場跡地の売却、これにつきましては先般1区画売却することで契約を締結し、現在あと残り1区画となっております。
最後に、放射性物質の検査ですが、4月から42回、これまで実施をいたしております。
主な内容としては以上のようなことで、さらに場内業者と一丸となって推進していきたいというふうに考えております。
◆28番(庄子春治君) いろいろな取り組みの中で挑戦しておられるということでございますので、お聞きすると青果部などでは県外からの取引も拡大傾向にあるということですから、そういう努力がいろいろあるでしょうけれども、実りつつあるのかなという点で言えば、引き続き場内業者の皆さんと一緒になって頑張っていただきたいというふうに思います。
市場会計の上で、太陽光パネル、これのメガソーラーの計画があるわけですけれども、市場会計に対するどれぐらいの効果を見込んでおられるのか、その辺ちょっとお知らせください。
◎中央卸売市場長(花沢光彦君) お答えします。
御承知のとおり、現在提案書の中身を審査しておりまして、来週プレゼンを受けると。それから、質疑応答も行うという予定でございまして、その後に契約する相手を選定しようと今考えておるところでございます。
現在の状況といたしましては、税込み42円なわけですが、国の動きとしましては現在の買い取り価格を30円台の後半も可能ではという、経済産業大臣の方の話もありまして、25年度の買い取り価格についてはまだ未定の状況でございます。したがいまして、効果につきましては、はっきり今申し上げる状況にはございませんけれども、提案の中には市場の南側にあります調整池の上を活用してのパネル設置とか、それから緑地の一部の利用とかという提案もありますので、いずれいろいろお話を伺いながら、市場の安定経営に資するよい事業にぜひ持っていきたいなというふうに考えております。
市場への「保育所」設置
◆28番(庄子春治君) それは、ぜひ最も効果あるような形でやっていただきたいというふうに思うんですが、あわせて市場施設の有効活用というのは、引き続き市場経営にとっては非常に重要な課題だろうというふうに思うんです。いろんな努力をやられていると思いますけれども、コールセンターも一つの事例でございますけれども、今後の計画はどのようになっているんでしょうか。
あわせて、実はその内容にも加わるわけですが、私ある業者の女性の従業員の方から、朝早い仕事もあると、不規則な勤務でもあるというようなことから、保育所などがあればというような希望的な意見も聞いたことがあります。そういうことは考えられないのかなというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。
有効活用策と職場保育所等についての御見解を伺いたいと思います。
◎中央卸売市場長(花沢光彦君) お答えいたします。
今年度はコールセンターさんに入っていただいたり、あと駐車場のスペースを多く貸し出しをしてまいりました。今後におきましても、基本的には今のニーズとしてはバイヤーさん方から、もう少し小さな事務室があればいいなという意見が複数ありますので、床面積の大きな部屋を仕切りまして、そしてニーズに合わせて貸し出しをしていこうかなというふうに考えております。
それから、市場内の職場保育所の件でございますけれども、うちの市場の場合は勤務時間帯、朝早いというのもあります。特殊な労働環境でございますし、女性の従業員の方も相当数おられると。それから、コールセンターさんも9割ぐらいは女性の方だといった状況であります。保育施設の設置については、従業員の福利厚生を高めますし、また従業員も募集したときに有利になることもあると思いますし、施設利用、遊休施設をうまく活用するという点もあろうかと思います。ただ、御承知のとおり、保育園はいずれにおきましても一定程度の設備とか、そういう条件もあるし、やる専門のノウハウも必要かと思います。あとは、ポイントは事業の採算性というところが一番大きいかなと思いますので、保育所の運営についてちょっと研究させていただいて、それから場内のニーズも把握して検討していきたいというふうに思います。
◆28番(庄子春治君) いろんな課題はあろうかと思いますけれども、ぜひ研究していただきたいと思います。
先ほど電気料の話で、値上げが大変いろんなところに影響があるということで、実は市場冷蔵株式会社のお話をお聞きしますと、年間で300万から400万、こういう値上げになって、市場冷蔵自体の経営はこうなれば成り立たないということで、悲鳴を上げていらっしゃるわけですよね。そういった点で、例えば今度の太陽光パネルなどがそういうところへの支援等にも活用できるのかできないのか、その辺どうですか。
◎中央卸売市場長(花沢光彦君) お答えします。
そういった方向に活用できれば一番いいのかなという部分もありますが、今回の場合は市場費特別会計のほうへの財源的な一部支援という部分を見込んでいる部分もありますのでなかなか難しい部分はありますけれども、当然市場の施設は場内業者さん皆さんで使っているという視点もありますので、市場冷蔵のほうにはまた別の視点から支援を考えていければなというふうに思っております。
都南中央第三地区土地区画整理事業について
◆28番(庄子春治君) 予定していた質疑終わったんですけれども、まだ2分あるので、もったいないので、藤島都市整備部長さんにちょっと、突然で申しわけありませんが、昨日だったでしょうか、兼平議員さんに都南中央第三地区見直して、あと10年だと、こういうことで、当初それでも十五、六年ということについて、五、六年短縮されるということです。大変歓迎すべきことだというふうに思いますが、ただ住民は市が10年としゃべると、耳には15年と聞こえるんですよ。今までがそうだったから。だから、本当に10年でやるとすれば、六、七年でやるとしゃべらないと10年というふうには伝わらないと思うんですよ。いずれにしても、10年ということの、どういう根拠でそういう計画なのか。それ本当に確実に実行するためにどういう対策をお考えなのか、お願いしたいというふうに思います。
◎都市整備部長(藤島裕久君) お答え申し上げます。
今議員のお話にもありましたとおり、先般地元の意見交換会におきまして、区画整理区域を縮小するという案を持ちまして御説明に上がりました。その折にも、従来の年数よりはかなり短縮できますけれども、それでも24年度、今年度並みの予算が続くとすれば十数年かかりますというお話をさせていただいております。その折にも、地元の方々からもこれだけの見直しをする、地元としても大変大きな決断をしなければならないという中で、十数年ということではなくて、10年、あるいはさらに10年以内で早く進めてほしいという御意見をいただいたところでございます。
我々といたしましても、大変地元の皆様に大きな御負担をおかけする話でございますので、何とか10年という目標を持って進めてまいりたいと考えておりまして、次の新たな総合計画への位置づけも含めまして、企画部門、財政部門と現在協議をしているところでございます。そのような中で、総合計画にもきっちり位置づけていきながら、10年という目標を持って取り組みたいと思っているところでございます。
◆28番(庄子春治君) これから総合計画にどう位置づけていくのかということになるわけですけれども、先ほど部長の御発言は、結局住民に対しては2案を示したんですけれども、そのうちの区域縮小案ということを前提にして10年というふうにおっしゃっていると思うんですね。実は、10年と待っていられない喫緊の課題を抱えた住民の方がいらっしゃるんですよ。例えば浄化槽に雨水が流れ込んで、これでもう大変な被害に遭っていると、早く下水道やってほしいんだと、もう10年と待っていられないんだと、毎年毎年そういう形で被害が出ているんだと、こういう地域もあるわけですよね。ですから、ぜひそれらについては10年と言わずに本当に短縮できるようにお願いしたいというふうに思います。最後に御見解を伺います。
◎都市整備部長(藤島裕久君) 10年というのは、あくまでも全体像の完成の期間として捉えております。我々も先般地元にお邪魔しまして、今こういう状況だというお話も伺ってございます。また、来る16日にも地元にお邪魔してお話し合いをすることにしております。その際には、上下水道部も一緒に行って、さらに実情をお聞きしながら、できるだけ早くできるところは早くやるというふうにしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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